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ヘアアイロンの温度は何度が正解?間違った温度は髪へのダメージの原因に!

知らないまま使うと危険なヘアアイロンの温度について
ヘアアイロンの適性温度について解説

ヘアアイロンはもはやヘアアレンジの定番アイテムとなりました。
ですがやっぱり気になるのは「髪、傷んでる・・・?」なんてお悩みです。
便利なので毎日ヘアアイロンをヘビロテしているけれど、最近なんだか髪に元気がないみたい・・・なんて思っている方、それはヘアアイロンの温度設定を間違えているからかもしれません!

今回は意外と知らないヘアアイロンの温度調節と髪のダメージの関係についてまとめてみました。

ヘアアイロンの温度は重要?

ヘアアイロンはいつも適当にボタンを入れて使うだけ!という人は多いようです。
熱くなればちゃんとセットできるし、微妙な温度なんて関係ないんじゃない?
そう思われるかもしれません。
ですが自分の髪に合っていない温度でヘアアイロンを使い続けると、髪のダメージが深刻化して取り返しがつかなくなってしまいます!!

温度を調節せずに使用する危険とは?

ヘアアイロンの温度を間違えると?

高温すぎるヘアアイロンを使用していると髪が火傷し、水ぶくれができてしまいます。
お肌も焼けどした後には皮膚が変性してしまいますよね。
髪も同じで、高温のヘアアイロンを使うと髪が火傷してたんぱく質が変性してしまいます。
水ぶくれ状態になった髪は正しい水分量を保つことができなくなり、乾燥しやすくなり、まとまりにくくなります。
そして乾燥で広がるからまたヘアアイロンを使う・・・というようにダメージがどんどん積み重なってしまうのです。

ですが髪の毛はキューティクルが閉まった状態のときであれば水分が蒸発しないように守られています。
キューティクルが閉まっている状態で正しい温度で使用するならば、ダメージを最小限に抑えることができますよ!
さらさら健康美髪を守るためのヘアアイロンの使い方をご紹介しましょう。

おすすめのヘアアイロンの温度は?

ヘアアイロンの温度は高ければ高いほどセット力が高いからいい!
なんて思っている方も多いでしょう。
ヘアアイロンの温度は高い方がスタイルキープ力が高いのは本当ですが、一定以上の温度になると髪に熱変性が起こります。
熱変性が始まる温度とは?

ヘアアイロンで温度200度は高すぎる?

ヘアアイロンを使う際に、熱変性が始まるのは160度と言われています。
160度以上のヘアアイロンを使うと、髪のたんぱく質が変性し髪質が変化します。
180度以上では炭素化という内部の成分変化が起こってしまいます!

中には「プロ仕様」とされている高温設定のヘアアイロンもあります。
200度、220度まで上げることができ、すぐにセットができると言われています。

200度以上のヘアアイロンには確かにすぐにスタイリングが終わるという利点があります。
低温のヘアアイロンでは何度も繰り返し伸ばさなければならない髪が、200度のヘアアイロンならば一瞬でまっすぐになり◎!
繰り返さない分だけダメージも少なくなるかもしれません。

ですが200度のヘアアイロンを使う際には、十分な注意が必要です。
200度のヘアアイロンは外国人の髪の毛をモデルに作られたと言われています。
日本人の細い髪の場合、ダメージが多く内部で炎症が起きてしまう可能性があるのです!
高温のヘアアイロンを使う際の注意点を下記で取り上げます↓

メンズにおすすめのヘアアイロン温度は?

200度の高温ヘアアイロンは十分注意が必要ですが、最近人気のアイテムでもあります。
その理由のひとつが、ヘアアイロンを購入する男性が増えていることです。
そして男性からは200度以上に設定できるヘアアイロンが圧倒的に人気なのです!

その理由は、メンズの髪の毛は女性よりも固く太いため高温のアイロンが必要なことです。
男性が女性用に作られたダメージレスの低温ヘアアイロンを使うと、全然セットができず困ってしまうものです。
しかも男性の髪は短いので、しっかりと形状記憶をさせる必要があります。
固く短い髪に形状記憶をさせる場合、200度以上の高温ヘアアイロンが◎
ポイントに注意すれば、高温のヘアアイロンもダメージレスに使いこなすことができますよ!

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200度以上のヘアアイロンを使う際の注意点

ヘアアイロンをダメージレスに使う際のポイントをご紹介します!
高温のヘアアイロンを使う際には絶対!
そして通常の温度のヘアアイロンを使う際にもこのポイントを守るだけで、ダメージを最低限にヘアスタイリングができるでしょう☆

●髪は完全に乾かしてからヘアアイロンを使う

これは言わずと知れた常識ではないでしょうか。
髪が濡れた状態のとき、髪の表面のキューティクルは開いています。
キューティクルが開いた状態では内部の水分が蒸発していってしまいますよね。
しかもそこにアイロンをあてることで、髪の内部の水分をすべて蒸発させて髪をスカスカの状態にしてしまうのです。
髪が乾いてキューティクルが閉まってからヘアアイロンを使うことで、髪本来の水分を保ちながらスタイリングできますよ♪

●ブロッキングする

髪が長い場合、内部の髪までセットするのが難しいものです。
中まで届かなかったりアイロンの届かなかった場所が残ると、うねりが残ってしまいますね。
その結果何度もヘアアイロンをかけ直すことになるので、ダメージも積み重なってしまいます!

ポイントはヘアアイロンを使う前にきちんとブロッキングして、アイロンのかけ残しを作らないことです☆
髪を大きく6パーツに分けて、各パーツをクリップで留めておきます。
かけ残しがないためムラがつきにくく、全体がしっかり形状記憶されます♪

●触らず冷ます

髪が形状記憶されるのは、熱が当てられたときではなく熱が冷めたときです!
そのため、アイロンをかけた直後に触ると形状記憶効果が薄れてしまいます。
ヘアアイロンをかけたら粗熱が取れるまで少し待って、冷めてからワックスやスプレーを使ってスタイリングするようにしましょう!

●ヒートプロテクト効果のあるベース剤を使う

ヘアアイロンの前にベースとなるスタイリング剤を使うのは大切です。
特に「ヒートプロテクト効果あり」と書いてあるスタイリング剤を選びましょう!
スタイリングしやすくなるだけでなく、髪の表面にうすいベールをつくって髪をダメージから守ってくれます♪

●ヘアアイロンをあてるのは3~5秒程度

長くあてればあてるほどセット力が高くなる!と思う方もいます。
ですがひとつの髪束に長時間ヘアアイロンをあてているとやはり髪の火傷の原因になってしまいます。
10秒ほどあてていると、すでに髪が火傷状態になっていると言ってもよいでしょう。

ヘアアイロンをあてる際の理想は3~5秒程度です。
ブロッキングをきちんとすれば熱の伝わり方が均一になるので、3~5秒程度でも十分に髪のセットができますよ!

髪が痛まないヘアアイロンの温度は?

ヘアアイロンを使っているのに髪がさらさらでキレイな人っていますよね。
そんな方は、髪が傷まないポイントと温度を知っていると言えます!
髪が傷まないヘアアイロンの温度とは?

ヘアアイロン温度おすすめは180度

では最適なヘアアイロンの温度は何度なの?
ずばりおすすめの温度は180度です。
上記にて160度以上では火傷の危険があるとお話しましたが、先ほどお話したへアアイロンを使う際の注意点を守ることで髪のキューティクルはしっかり閉じるので、髪のダメージは最低限に抑えることができるのです。

通常の太さの髪の場合、あまり低温だと髪がセットできない事が多いです。
セット力が弱いためにあてる秒数が長くなったりするとやはりダメージも重なってしまいます!
180度のアイロンで短時間でスタイリングを決めるのが、ダメージを少なくするコツです。

ですが極端に髪が細い場合や傷んでいる場合には、低温ヘアアイロンでのセットが良いでしょう。
120度から150度程度の低温で、しっかりベーススタイリング剤を使ってアイロンを使いましょう☆

ヘアアイロンの温度調節の方法

ヘアアイロンには、ON/OFFのボタンがついているだけのものと温度調節機能のあるものとがあります。
購入の際には温度調節のできるヘアアイロンを選びましょう!
ですが温度調節が複雑で面倒なものだと、毎日のことなのでストレスが溜まってしまいますよね。
温度調節機能を選ぶ際のポイントを伝授いたしましょう!

温度調節のしやすいヘアアイロンを選ぼう

ヘアアイロンの温度調節機能には様々な種類があります。

  • 段階ごとの温度調節機能

「低・中・高」などあらかじめ温度設定がされていて、その中からお好きな温度をボタンで選ぶことができるタイプです。
細かい温度設定がいらず、忙しいときにピッタリです♪

温度が表示されるヘアアイロンを選ぼう

  • ボタンで温度調節ができる機能

「+」と「-」のボタンがついていて、細かい温度調節ができるタイプです。
このタイプは電子表示板がついていることが多く、目でも確認できるので便利で◎

細かい場所のアレンジには高めの温度、それ以外の場所は低めの温度でダメージ少なめに・・・というように温度の調節ができ、好みのスタイルに挑戦できちゃいます!
5度単位で温度調節ができるものもあり、スタイルにこだわりのある方におすすめ♪

  • ダイヤル温度設定機能

ダイヤルを回すことで温度設定ができるタイプです。
こちらもスタイルごとに温度を変えたいおしゃれさんにおすすめ☆

ダイヤルで温度設定をして、希望の温度になるとランプの色が変わる機能などもあります。
スタイルごとに温度を上手に使いこなすことでスタイルキープ力も上がります!

ヘアアイロンの温度が上がらない場合は?

ヘアアイロンを使っていると、
「あれ?最近温度が上がらない・・・故障?!」なんて時が訪れます。
ヘアアイロンは小さいボディで高温になるため、故障が多い家電です。
故障を防ぐために普段からできることはあるでしょうか?

360度回転式コードヘアアイロンを選ぼう

「温度が上がらない」などの故障も、実はコード部分に故障の原因がある場合があります。
コードがからまったり、曲がったりねじれた状態であると中の配線が切れて断線しまうことがあるのです!
ポイントはねじれを少しでも解決すること。
コードが360度回転式のヘアアイロンならば、コテとして回転させながら使っているときにもねじれずからまらず使えます☆

ヘアアイロンの寿命は一般的に5,6年と言われています。
ですが安いヘアアイロンはやはり壊れるのが早いようですね。
ヘアアイロンを購入する前には保証のついているもの、口コミ評価の高いものを選ぶようにしましょう!

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前髪を巻くときのヘアアイロンの温度の目安は?

ヘアアイロンはもっぱら前髪を巻くのだけに使ってる!という方は多いです。
くるりん前髪をつくるためにはヘアアイロン・コテは欠かせないですよね。
前髪を巻くときの温度は何度くらいに設定すれば良いのでしょうか?

前髪を巻くなら低めの温度でOK

前髪を巻く際には、低めの温度で始めるのがおすすめ☆
低めの温度のが失敗しにくいためです。
さらに前髪は薄いので低めの温度でもしっかりクセがつきます。
ほとんどの方が前髪の毛先を少し丸くするためだけに使っていることでしょう。
高温だと丸みがつきすぎてしまい、子供のような前髪になってしまいます!

前髪を巻くならば130度から150度程度が理想です。
前髪を上と下二つに分けて、下の前髪から巻いていきましょう。
こうすることで巻き残しがなく、キレイなカールが作れます♪

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温度調節機能がないヘアアイロンを使っている場合

購入する前に確認せずに、温度調節機能のないヘアアイロンを買ってしまった!
なんてお悩みがネット上に多くあります。
温度調節機能のないヘアアイロンを使う際のコツはあるのでしょうか?

温度調節機能がなくヘアアイロンの温度が高すぎるように感じる場合、髪に使う前に固く絞った濡れタオルに一度あてるという裏ワザはあります。
温度が一時的に下がり、髪へのダメージも低くなるでしょう。
ですがやはり温度がわからないので髪への最適温度かが確認できないですし、ヘアアイロンが故障する危険もあります!
温度調節がしたいのであれば、調節機能のついたヘアアイロンに買いなおしたほうが早いかもしれませんね^^;

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まとめ

ヘアアイロンをダメージレスに使うコツは、ずばり温度調節です!
温度を選び、アイロンを使う前の下準備をしっかり行なうことであなたの髪の健康を守ることができるでしょう♪

ABOUT ME
@yukari
@yukari
東京都内出身のアラサー。 美容関係、アパレル関係を中心に活動。モデル経験あり。 ロンドンでの5年間の修行を経て独立。現在はメイク・ヘアメイクのアドバイザーと派遣業務中心の生活。 趣味は食べ歩きと晩酌。 綺麗なもの、美味しいもの、絶景、イケメンに弱い。